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Estimation of covariances of $$^{16}$$O,$$^{23}$$Na,Fe,$$^{235}$$U,$$^{238}$$U and $$^{239}$$Pu neutron nuclear data in JENDL-3.2

柴田 恵一; 中島 豊*; 河野 俊彦*; S.Oh*; 松延 廣幸*; 村田 徹*

JAERI-Research 97-074, 68 Pages, 1997/10

JAERI-Research-97-074.pdf:1.78MB

JENDL-3.2に収納されている6種類の核データの共分散を推定した。対象となった核種は高速炉の核設計研究で重要な、$$^{16}$$O,$$^{23}$$Na,Fe,$$^{235}$$U,$$^{238}$$U及び$$^{239}$$Puである。共分散が求められた物理量は、断面積、分離・非分離共鳴パラメータ及び弾性散乱における1次のルジャンドル展開係数である。$$^{235}$$Uに関しては、核分裂における平均中性子発生数の共分散も求められた。共分散推定においては、JENDS-3.2の評価に用いられたのと同じ方法が用いられた。JENDL-3.2で与えられている反応断面積が実験値を基に求められた場合は、最小自乗フィッティングコードGMAを用い共分散を推定した。一方、理論計算値の共分散はKALMANシステムにより計算した。ここで得られた共分散データはENDF-6フォーマットでファイル化され、JENDL特殊目的ファイルの1つであるJENDL-3.2共分散ファイルに収納される。

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